なんでここにこれを持ってきた?と言うあたま

干瓢です。
東京でも雪が降ったのですが、真っ先に考えたのが「明日通勤できるかな」ということだった。もう雪降ってワクワクするような歳じゃないですが、ワクワクした方がいいんじゃないかな。

夜雪が降ると、僕の近所では空が米軍基地に照らされて夜でも夕方のように明るくなります。他にもこういう所ってあるんですかね。


■いわく付き「巴マミさんマグカップ


会社の帰り、いつもするように買い物を、と思ってスーパーに寄ったのですが、不運にも改装工事に伴う臨時休業とやらで、その日はスーパーがやっていませんでした。
「あらら」なんて独りごちながら、行き場を失った僕はぶらりとスーパーの隣にあるゲームセンターに寄ったのですが、とある「まどまぎ」キャラクターのマグカップの陳列されたUFOキャッチャーが目に留まり、気になったのでやってみました。1回200円。フックのようなアームで、箱につけられた紐を釣り上げる、というもの。
で、やってみたはいいんですけど、なんと一発で釣り上げてしまった。こういうのが得意でない僕は軽く拍子抜けしつつ、定価1050円ってことは800円得したのか、ラッキー!なんて考えながら家に帰りました。
帰ってからツイッターのタイムラインを眺めていて知ったことなのですが、どうもこの日はマドマギの巴マミさんの一周忌だった、らしいのです。ちょっと背筋が凍る出来事でした。とりあえず大事に使おうと思います。


■なんでここにこれを持ってきた?と言うあたま

http://www.amazon.co.jp/F-ZERO-GX-AX-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B0002CHR0W
F-ZERO GX/AX。久しぶりにサントラCDを買いました。というのも、動画などを観ていて「これは聞き込みたい!」と思ったからです。
どれも良い曲なのですが、一曲だけちょっと気になる曲がありました。


かなり主観が含まれるので、それでもOKの方続きをどうぞ。
興味があれば是非「ゲームと合わせて」聴いてみて欲しいのですが、CD2枚目のトラック24「ZEN」と言う曲。この曲がちょっと気になりました。気になったと言っても「曲のテクニック」的な善し悪しで気になった、わけはないです。
話せば長くなってしまうのですが、要約すると「音楽を作ると言う上での一つのゴールを見た気がした」と感じました。この曲が使われるステージは「エアロポリス」というステージで、かなり先の未来、てっぺんが見えないような何百階とある超高層ビル群、近未来を縫うようなコースになっている。
普通そういうステージの曲を作るとしたら、自分はどんな雰囲気のモノを作るだろう?、と考えると、シンセがアルペジオしているようなサイバートランス、であるとか、壮大さを考えてオーケストラ風にしてみよう、なんて考えるかもしれません。
しかしこの曲は違って何故かイントロで民族楽器のガムランのような音色が鳴り、どこか「和」のような印象を受ける曲調になっています(ZENって「禅」ですかね?)。もしかしてこのエアロポリスって日本なのか?なんて考えると、とたんに「今の日本」から「エアロポリス」になる背景、歴史、のようなものがフラッシュバックするように頭の中を駆け巡るようで、久しぶりに「ぞっと」しました。本当は違うかもしれませんが。
そして中盤の伸びのあるシンセコード、これもうまくて、超高層ビル群の間を縫い、飛翔しながらまるで自分がトランスしているかのような気分になる。これはステージの「世界観」よりは「ステージを走ることによる爽快感」を助長しているんだなと。ビル群の間を昇っていく、あるいは下っていくシーンと非常によくマッチするんです。さっき僕が考えたシンセのアルペジオだとか、オーケストラで壮大にというのは、「世界感」を助長するタイプのもので、これとはアプローチの仕方が違うことになります。
そして、その「ぞっと」したエアロポリスの世界と、「ステージを走ることによる爽快感」が繋がるんです。この独特の充実感は僕が音楽を作ってもきっと出すことができないなあと思う。久々に感銘を受けました。やられた!と思いました。


僕も自分なりにコンセプトというものを決めて音楽を作ったり、アレンジしたりしているつもりですが、こういうものを見てしまうとまだまだだな、なんで思います。なんでここにこのコンセプト持ってこれるんだ?と、満足いく形で、自分が自分に言わしめられるような曲がいつかできればいいですが。


実は似たような事を感じる曲がもう一つあって、ラグナロクオンラインの「Wanna be free!!」という曲があります。これも機会があれば熱弁したいですが。