GeForce 8800 GT 2時間クーラー換装自己責任クッキング

久々にPCネタの干瓢です。
今回はグラボとそのクーラー換装のお話。ちょっとながめ。




というわけで買ってきました。GeForce 8800 GT。玄人志向製でお値段は
28552円+税。本来は12月発表になった8800GTS 512M版を買う予定だったので
すが消費電力が今の環境より上がってしまうこと、(8800GTだと下がる)
8800GT+1万で得られるスペックが微妙な事もあって、8800GTを導入しました。
しかし、巷でも既に評判になっている通り、1スロット仕様のリファレンスクーラーだと、
最高90℃を超える爆熱カードに変貌しクーラーがドライヤー並みの騒音になるという事
で、ついでに付属のクーラーの換装を行うことにしました。
(余談ですが、冬場で90℃ということは夏使ったら簡単に100℃超えちゃいそうですよね。
高耐熱のガラスエポキシ基板を使っているとか、安全動作領域が90℃を保障する部品
を使っていれば問題ないと思うのですが、それ以前にPCパーツなわけだから、
他のデバイスへの配慮をしてもっと排熱効率を重視した設計をすべき、
と思います。
そこらへんのNVIDIA設計者の認識はどうなのよと、疑問に思ってしまいますね^^;)

VF1000 LED(ZALMAN)

HR-11(Thermalright)

後述しますが、これ8800GTに付きませんでした^^;
KD-GF8800GT(高速電脳)



ネジ穴は裏面の計12箇所あります。これを外せばクーラーがボコッと取れます。

赤い部分の3端子/4端子レギュレータがあっちくなるので、ここにヒートシンクを被せま
す。真ん中の茶色いランドが見えている空きパターンがめっさ気になr
設計ではこれを実装するかしないかで用途を分けたりという事をするのですが、
電源回路の「コンデンサ省略」ってなんか気持ち悪く感じてしまいがち。
まぁ、フェーズ数が4から3に削減されているという事は、
その分消費電流が少ないって事なんでしょう。うん。

もう一つある空きパターン。四方向に足が伸びているので、どうやらICのパターン。
右上にHDMI端子用のパターンがある、ICとその間を10本の差動信号線が走っているこ
とから、HDMI制御用のS●NYかなんかのICが乗るっぽい。
ICの左下の空きパターンはICの電源用のDC/DCコンバータが乗るんじゃないでしょうか。
ともあれ私が使う上では影響はなさそうです。


付属の熱伝導シートだとどうしてもぽろっと取れるので、結局グリスでつけてます。
ヒートシンク自体はアルミで導電性があるので、コイルの足などに接触してショートし
ないよう気をつけてつけます。

メモリはZALMAN付属のヒートシンク。茶色の銅に青色のアルミってどうなのよ。

ヒートシンクを融着させるために、ドライヤーで軽く熱します。
あんまり近いとメモリとかGPUのICが死亡する恐れがあるので指で温度を見つつ
暖めます。

メインとなるGPUICに盛るグリスの量は米粒1個分くらい。
グリスはそもそも物と物の間の隙間を埋めるだけの役割しかありません。
銅の熱伝導率390W/mkに対してグリスは10W/mk程度しかないので、盛りすぎると逆
効果。これくらいの量なら、ヒートシンクを乗せたときに薄く延びて丁度良い感じになります。

せっかく買ったHR-11ですが、基板のネジ穴に固定する事を想定しているらしく、GTには
そのネジ穴がありません。ミリネジしか付属しておらず、ナット等はありません。
さらに、ZALMANの固定ネジが短すぎてHR-11を固定できず。
結局無残な状態で結局使われる事なく眠ってもらう事になりました(-人-)チーン

いざ装着。干渉等も無く、ふつーに固定できます。

旧8800GTSと8800GT。長さはほぼ同じ長さです。

実際にPCに組み込む。ぴったり2スロット占有。



気になる温度ですが、私の部屋が寒すぎるのか(現在部屋の気温12℃)、
センサーがイカれてるのか、平常時27℃。負荷時32℃くらいになります。
っていうか、これが本当ならリファレンスでもよかったんじゃねっていう話ですが^^;
音のほうも回ってるのかわかんないくらい静かになります。


ということで、クーラー換装も含めて約37000円程度で「冷える自分流8800GT」の
完成です。久しぶりに「自分なりの加工」を施す楽しさみたいなものを味わいました。