フリーソフトと音楽と自分

干瓢です。




最近ハナノパズルというフリーのパズルゲームにはまっています。
全体を通してなかなか難易度は高めなのですが、そのぶんクリアしたときのなるほど感があって、よくこんなの思いつくなーなんて感心してしまう。まだLevel35で詰まっていたりしますが、パズルという手軽さから作業の合間にやったりすると良い息抜きになる。あとBGMもなかなかいいです。20面のBGMがお気に入り。




ハナノパズルの雰囲気で思い出してまたやりたくなったのが、ぼんばらんというパズルアクションゲーム。内容はロードランナーボンバーマンを足したような内容なのですが、とても頭を使うアクションパズル。こちらも最近ノートPCに入れて持ち歩いてたまに遊んでいます。
ぼんばらんとの出会いは高校生の時で、ちょうど今から10年くらい前でしょうか。AMD K-6(333MHz)のデスクトップPCで、親が寝静まった夜中に、ピーヒャラモデムを慣らしながらせっせと落として遊んだ記憶があります。もうさすがに遊べないかな、と思って何気なく探したらまだ精力的に活動されているみたいで、ちょっと懐かしさと感激で胸熱でした。ぼんばらん3に期待しています。



ファミコンスーファミ、プレステ等々、コンシューマゲーム機もいろいろ遊びましたが、同じくらいネットで公開されているWin版フリーゲームも遊んできました。
確か一番最初にやったゲームは、ブラウザ上で動くパターゴルフのようなゲーム(名前忘れた)。たぶんFLASHではなくShockWaveだったと思います。その次に覚えているのが、フラワーガーデンという落ち物パズルゲーム。これも深夜番組を観ながらやっていた記憶があります。たぶん中学生だったので90年代後半の話です。
パソコンでゲーム、というとその当時はかなり地味な印象があったと思います。コンシューマに比べてどこか華やかさがなく、マウスキーボードを使い、Windowsの灰色のメニューを操作する感じ。その頃身の回りでパソコンを持っている友人はごく少数で、なかなかメジャーではなかったし、PCのスペックがもろに「遊べるゲーム」を決めてしまう、と言うのもありました。親にねだって買ってもらった「NEED FOR SPEED?」というレースゲームもCPUスペックギリギリで、ポリゴン品質を高くすると動きがカクカクになり遊べた物ではなかったし、敷居が高かったと思います。友人宅ではストZero2で大はしゃぎし、家に帰ると親のアメリカ土産でもらったシムシティ2000英語版をちまちま遊ぶ、みたいなギャップ
98年99年あたりになると、ネットで様々なフリーソフトウェアが公開され、特にSTGが好きでよく遊んでいました。



http://www.frieve.com/
今となっては僕もすっかり「音楽を作る人」になりましたが、実は、Frieve氏作のCakeFightというフリーゲームに出会っていなかったら、僕は今も一切音楽を作っていなかったと思います。CakeFightで軽快に鳴るMIDIが気に入り、作者のサイトに公開されていたSequenceStudio Lite(現MusicStudio Independence)というシーケンサを触れなければ、MIDIDTMも知らないまま、音楽は聴く専門だったと思う。
今の主環境はFL Studioですが、緻密な打ち込みとか外部音源主体の場合は今でもMSIを使っています。


以前100の質問で、PCがなくても音楽をやっていたか?と言う質問に、やっていないなんて答えていたんですけど、そもそもPCがあったってフリーソフトに出会っていなかったら音楽やっていなかったんですよね。あの瞬間に、僕の音楽人生が始ったと思うとなんだか凄く感慨深い物があります。



とハナノパズルをやりながら。