ハードウェアの可能性

喉が痛い干瓢です。風邪の香りがします。




予約していたEeePC 901Xが届いた。左が901、右が旧701。


右下に見える黒いカバーの下にDDR2メモリが搭載されているので、701の2Gメモリを引っこ抜いて2G化。

手持ちのノートPCに乗っけて大きさ比較してみた。やっぱりウルトラモバイルといわれるだけあって小さいです。上記リンクにも色々と書いてあるのですが、ストレージがSSDなのと、Atomプロセッサの恩恵か発熱も少なくファン音も気にならず静か。画面も1024×600に拡大されて見やすくなり、動作もわりとサクサク、軽くて左手で持って右手で操作なんてこともできる。駆動時間が4時間〜8時間と大幅に伸び、起動が30秒程度と早いのもポイントで、気兼ねなく空いた時間に使うことができる。
「本格的ではないけどセカンドとして使うUMPC」という位置付けだけど、デバイスの小型化やシュリンクが進み、ハイパフォーマンス化する世の中で、こういった機器が出てくるというのはとてもいいなあと思う。ハード屋としては、ですけど^^;



http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080714/dal334.htm
そしてそれは「音楽の世界のハード」でも同じ事が言えるんじゃないかなと。音の世界というのはもう基礎は殆ど研究され尽くしたところがあり、ハード音源だって、大容量化、ハイパフォーマンス化によってソフト音源に食われてしまうのが実情です。でも、ハードにしかできない事というのもたくさんあるはずで、近年はその方向を模索する風潮があるように感じます。SonicCellはライブ使用を色濃く意識している造りだったり、指でタッチして音を変化させるカシオレーターなんていうシンセサイザーが出たり。まさにハードにしかできない所を模索して生かしていく時代になったのかなと。電子回路などでは、ソフトのように繊細な制御をする設計という部分において敵わない所があったりするけど、「実際に人間が触って工夫しやすい」設計というのはハードのほうが適しているのかもしれません。
と、普段の仕事を思い浮かべつつつらつらと思うのだった。あー暑い。